RECRUITING GUIDE
採用支援の初回打合せが終わったら|合意・未決・宿題を分ける議事メモ
採用支援の打合せ後は、合意したこと、提案されたこと、社内確認が必要なことを分けて記録します。担当と回答予定を付け、話しただけの内容を発注や公開の承認として扱わないようにします。
提案された方法と、実施を決めた方法を分ける
初回の打合せでは、求人原稿の見直し、媒体変更、応募対応の整理など複数の案が出ることがあります。話題にしたことをすべて実施すると考えず、今回どこまで決めたかを終了前に確かめます。社内承認が必要な内容には、その状態を残します。
「検討します」と「お願いします」は受け取り方が分かれる場合があります。担当者は、何の依頼に対する返事かを確認してください。原稿の確認を依頼することと、掲載を許可すること、契約を承認することは、それぞれ会社の権限や手順に沿って扱います。
議事メモは、決定と次の作業が追える形にする
発言を全部書き起こすより、次に誰が何を確認すれば進むかを記録します。表は共有用の例であり、契約書や会社の承認手続きを代わりにするものではありません。
| 項目 | 確認すること | 記録すること |
|---|---|---|
| 決定 | 今回実施すると確認した範囲 | 対象と確認者 |
| 提案 | まだ選んでいない案 | 比較したい点 |
| 社内確認 | 現場や労務担当へ聞く内容 | 担当と回答予定 |
| 先方確認 | 依頼できる業務や条件 | 回答を受ける窓口 |
| 次回 | 何が分かれば判断できるか | 予定と必要資料 |
応募者の個人情報を議事メモへ写さず、個別の選考記録とは分けます。公開できない案件情報が必要かも確認してください。
未定の条件は、確認する質問に直す
説明用の架空例として、現場エリアが決まらず求人案を確定できなかった場面を考えます。「勤務地は後で」だけでなく、「採用担当が現場責任者へ、通常の現場範囲と出張の扱いを確認する」と書くと次の作業が分かります。回答できる予定と、決める人も添えます。
求人の条件は、厚生労働省が案内する正確・最新の情報の維持等も踏まえて確認します。打合せで例として挙げた制度や勤務条件を、その会社の確定した条件として原稿へ移さないようにします。曖昧な内容を埋めるために、同業他社の説明を事実として使うこともしません。
宿題が止まったら、次回の会議を待たずに扱いを決める
担当が回答できない項目があるときは、期限だけを伸ばすより、何の情報が足りないかを確認します。現場へ聞く質問が広過ぎる、決定権限が違うなどの理由なら、質問や確認先を見直します。未回答のまま原稿の制作や公開を進めない範囲も共有してください。
次回の会議では前の議事録を読み上げるだけでなく、残った確認事項に答えが出たかを見ます。条件が変わった場合は、当初のメモと新しい決定を区別し、関係する担当へ差分を伝えます。確認前の案がいつまでも確定情報として使われないようにします。
最初の相談前に、完成した議事録は要らない
議事メモは打合せ後の整理です。相談前から全項目を埋める必要はなく、分かることと未定のことを伝えるところから始められます。会議が終わった時点で、次の一手と確認先が分かる記録を残しましょう。
相談前に伝えることは採用相談の準備、依頼先の比較は採用支援会社の確認事項、社内の承認は採用稟議の準備を参照できます。契約の扱いは、会社の承認者や契約担当へ確認してください。
議事メモを共有すれば、発注したことになりますか?
会社の承認手順や契約上の扱いは個別に確認します。記録を共有する目的は、決まった範囲と未決事項をそろえることです。発注や公開の承認が別に必要なら、その状態と承認者を明記し、受領の返事と実施の許可を混同しないようにします。
回答が出た宿題は、確認した日と根拠資料を添えて閉じます。項目を消すだけでは後から経緯が分からなくなるため、今回の判断に必要な情報が追える範囲で残してください。
参考資料
厚生労働省・労働者の募集ルール(2026年10月24日本文確認)。募集情報の正確・最新な内容の維持を参照。議事メモの書式や契約上の効力を定める資料ではありません。本文の手順・確認表・記入例は当サイトの運用提案です。