RECRUITING GUIDE
金型設計者の採用要件はどう決める?型の種類と設計変更の担当を確認
金型設計者の採用は、プレス用・樹脂成形用などの型の種類と、構想・部品図・試作後の改訂の担当を先に決めます。CAD操作経験だけで型構造の設計まで任せられるとは判断しません。金型の加工や生産機の運転とは別に、変更を誰と検討し図面へ戻したかを確認します。
型の種類を決めずにCAD経験で募集しない
金型設計者を募集するときは、使用しているCADの名前だけで採用要件を決めないでください。プレス用か樹脂成形用か、どの製品に使う型か、設計から試作後の変更まで誰が受け持つかが先です。加工や保全の経験を、設計の経験と同じ意味で数えないようにします。
金型設計の募集で「設計から製作まで」と書くなら、加工を自分で行う意味か、製作部門と調整する意味かを確認します。曖昧な表現のままでは、加工担当を求めているのか設計担当を求めているのか伝わりません。自社の型と製品について公開できる範囲を定め、構造の細部や顧客図面を出さずに役割を説明します。
構想・部品図・試作改訂を切り分ける
試作に立ち会う担当を求める場合は、変更点を決める権限と、図面を直す作業の担当を分けます。試作で見つかった課題を誰から受け取り、製品側の条件と照合するのかが分かると、応募者も過去の経験を話せます。設計変更の承認を別の責任者が行うなら、その点も隠さず求人へ書きます。
| 工程・役割 | 求人前の確認 | 経験の聞き方 |
|---|---|---|
| 型と製品 | 対象となる型・成形品 | 過去の型と今回の型の違い |
| 構想・設計 | 支給条件と自ら決める範囲 | 図面作成だけか構造検討を含むか |
| 製作部門との確認 | 加工・組立への指示 | 加工上の相談を受けた経験 |
| 試作後の変更 | 不具合情報と図面改訂 | 承認者・版管理・引継ぎ |
試作から設計へ情報を戻した場面を聞く
面接で聞く一例は「試作の結果から設計変更が必要になったとき、製品側と金型側の条件をどう確認しましたか。」です。製品名や機種名を並べてもらうだけでなく、自分で対応したところ、指示を受けたところ、最終的に確認した人を続けて聞きます。
金型工の資料には加工や仕上げも含まれますが、一人に全工程を求める根拠にはなりません。CAD操作、型構造の検討、試作立会いを分け、入社後に覚える部分と初日から必要な部分を決めます。
金型加工の経験と設計責任を区別
架空の募集例は「樹脂成形用金型の設計。初期構想は上長と確認し、部品図と試作後の改訂を担当」です。経験年数より、この担当範囲を自社で確認したうえで求人へ載せます。
関連する仕事の説明は工場のNC・CNC工作機械担当者の採用|運転・段取り・プログラムの経験条件とも照合できます。隣接する職種をまとめて経験者と呼ぶより、応募者がどの担当を経験しているのか確認するほうが、入社後の役割を決めやすくなります。
加工経験者を設計候補として採用できるか
可能性を判断するには、加工の経験だけでなく図面変更や設計部門との調整を聞きます。設計を学ぶ採用なら、構想を確認する責任者と最初の作図範囲を用意してください。最初から設計を一人で引き受ける求人とは分けて募集します。
型構造を考える人か、図面を整える人か
採用前の打合せには、型の種類、設計成果物、試作後に戻る情報、承認者を持ち寄ります。条件が未確定なら、その点を経験者任せにして募集を進めず、製作部門も交えて担当を決めます。
関連する仕事の採用も参照できます。採用については相談内容と進め方をご確認ください。対応する支援範囲は公式窓口で確認し、個人情報や機密資料は送らないでください。
参考資料
厚生労働省 job tag「金型工」(2026年10月24日本文確認)。設計・加工・仕上げ・組立・試作修正という工程区分を参照。設計者の採用条件は編集提案。担当表・質問・架空の求人例は採用時の確認に向けた編集提案です。操作手順、就業可否、資格の適否は案内しません。