RECRUITING GUIDE
造園設計・企画担当の採用|現況調査から植栽計画・管理の引継ぎまで
造園設計の採用では、庭や公園等の対象と、現況調査、計画・図面、積算、施工中の確認を分けて書きます。植栽作業の経験と計画をまとめた経験を区別し、完成後の管理を誰と相談して提案へ反映するかも伝えます。
住宅の庭か公園・施設か、計画する対象を伝える
造園の経験者を募集しても、樹木の管理をしてきた人と計画図をまとめてきた人では役割が違います。住宅の庭、公園、集合住宅や施設の外部空間など、主な対象を示して設計・企画の募集だと伝えます。営業や施工も兼ねる場合は、担当の割合を書いてください。
厚生労働省の職業能力評価基準は造園企画、施工管理、施工技能、維持管理を区別しています。造園企画の中にも現況調査、計画・設計、積算や現場との連携が挙げられています。採用では全項目を一人に求めず、今回不足する仕事を決めます。
デザインの提案だけか、施工へ渡す図書まで作るかも確認します。完成後の管理が別契約なら、誰へ計画の前提を渡すかを説明すると、仕事の出口が分かります。
造園計画では、完成時の見え方だけでなく、その後に誰がどのように管理する予定かが提案の前提になります。維持管理を任せる採用ではありませんが、計画担当が管理側へ確認する範囲は説明できます。管理条件が分からないまま植物の提案を一人に任せるのではなく、相談相手と確認する時期を決めます。
調査・設計・積算と現場確認を分ける
同じ設計名でも現地を調べる人、計画を提案する人、数量と予算をまとめる人が分かれていることがあります。社内の分担から求人を作ります。
| 項目 | 社内へ聞くこと | 求人に書く内容 |
|---|---|---|
| 対象 | 庭・公園・施設等 | 主な計画 |
| 調査 | 利用・現況を誰が確認するか | 前提の整理 |
| 図書 | 計画・数量・見積の担当 | 本人の成果物 |
| 引継ぎ | 施工と管理へ誰が説明するか | 現場との分担 |
図面の見栄えより、利用と管理条件をどう聞いたか確認する
面接では「計画した空間と、ご自身が作った図書を教えてください」と聞きます。作品の写真だけで判断せず、利用者の希望、敷地の条件、完成後の管理をどのように確認したかを尋ねます。
「予算や管理の条件が変わったとき、提案をどう整理しましたか」「施工側から確認が来た場合、誰と相談しましたか」と聞くと、見た目の提案と実施へ渡す役割を分けられます。植物の選び方や施工の操作を面接記事で教える必要はありません。
施工経験者には、現場知識を参考にしつつ、図面や顧客説明で新しく学ぶ範囲を確認します。前職の未公開図面を提出させず、本人が公開できる資料と役割の説明で判断してください。
住宅の庭から施設や公園へ担当を広げる場合、顧客との打合せと、関係者への図書説明の違いを聞きます。計画の承認を受けた後に変更が出たとき、数量・予算・図面のどこを直し、誰に確認したかも質問できます。作品の写真だけで広い案件を任せられると判断せず、本人が受け持った調査・提案・確認を分けて扱ってください。
打合せと現地確認、施工部門との接点を書く
打合せ、敷地の確認、事務所での作図と数量整理の割合を説明します。施工中や完成時に現地へ行くなら、何を確認し誰が判断するかも書きます。現場へ頻繁に通う設計と、事務所内の作業が中心の設計を同じように見せないでください。
住宅顧客との休日打合せや遠方の現地調査がある場合は勤務条件へ反映します。施工や維持管理の担当者に質問できる体制を示すと、計画担当が一人で全て判断する募集だと誤解されにくくなります。
計画から施工側へ渡す造園設計の例
募集内容の記載例(架空)
施設の外部空間について現況と要望を整理し、造園計画と図面・数量の資料作成を担当します。予算と施工条件は責任者や施工担当と確認し、完成後の管理に関わる前提も引き継ぎます。
実際に営業も行うなら契約までの役割を加えます。剪定等の維持管理を兼ねる場合も別に示し、設計を志望する人に作業中心の仕事が伝わっていない状態を避けてください。
記載例は架空です。対象・分担を自社に合わせて直し、賃金・勤務など実際の募集条件を補ってください。
隣接業務との違いは造園作業員の募集も参考になります。
参考資料
厚生労働省「造園工事業」職業能力評価基準(2026年10月24日本文確認)。造園企画・施工管理・施工技能・維持管理の区別と、現況調査・計画設計・現場連携の職務区分を参照。植栽や施工手順、個別要件は示していません。募集の表・質問・記載例は当サイトの提案です。出典の職務情報は、ログシーの支援対象や実績を示すものではありません。