現場採用のミカタ建設業特化型採用支援by ROGC / 株式会社ログシー

RECRUITING GUIDE

金属製品の溶接工採用|材料・方法・担当工程を伝える求人の書き方

執筆・発行:株式会社ログシー(会社概要)
出典・参考資料と確認日を見る ↓

溶接工の求人には、作る製品、扱う材料、溶接方法、本人に任せる工程を書きます。「溶接経験3年以上」だけでは、自社の仕事と経験が合うか判断できません。手作業で接合する人と、自動設備の設定・監視を担う人も分けて募集内容を決めましょう。

建築鉄骨の募集と、金属製品の溶接募集を区別する

ここでは、工場で金属製品や機器の部材を溶接する人の募集を扱います。建物の鉄骨製作や現場での組立てを募集する場合は、鉄骨工の採用記事で担当工程と勤務場所を確認してください。

同じ「溶接」でも、製品、材料、使う設備が違えば任せる仕事も変わります。求人を作る前に、製品名や用途、主な材質、普段扱う厚さの範囲を現場責任者へ聞きましょう。顧客名や非公開の図面を載せる必要はありません。

材料・方法・設備の担当を、現場に聞く

次の表を使い、今回採用する人の担当だけを選びます。すべてを一人の必須条件にする表ではありません。スマホでは表を横にスクロールできます。

求人を書く前に確認する4項目
項目現場へ聞くこと求人に書く内容
製品・材料何を作り、どの材質や厚さを扱うか主な製品と材料、扱う範囲
溶接方法半自動・TIGなど、実際に使う方法は何か入社直後に使う方法と、教えられる方法
設備の担当手作業か、自動設備の設定・監視か本人が操作・確認する範囲
前後の工程組立て・仕上げ・検査は誰が担うか兼務する工程と、引き渡す相手

job tagは手溶接・半自動溶接・自動設備の仕事を説明しています。自動設備の運転経験を、そのまま手作業の溶接経験として扱わず、本人が担当していた内容を確かめます。

経験年数より「何を自分で担当したか」を聞く

面接では、以前の職場で作った製品、扱った材料、使った方法、図面や作業指示を読む範囲を聞きます。チーム全体の仕事と本人の担当が混ざらないよう、「準備は誰がしていましたか」「仕上がりの確認は誰に引き継ぎましたか」と具体的に尋ねてください。

JEEDの訓練案内も、被覆アーク・半自動・TIGなどを別の訓練項目として説明しています。一つの方法を経験したことだけで、ほかの方法や自社の製品にもすぐ対応できるとは決めません。

採否を決める前に、必要な経験と入社後に教える仕事を分けます。応募者の前職の図面や顧客資料を提出させるのではなく、面接で話せる範囲の説明で確認しましょう。

技能の経験と、必要な資格・教育は別に確認する

「溶接の資格あり」だけでは、何を修了・取得したのか分かりません。証明書等の正式な名称と内容を確認し、実際に任せる作業・設備に必要な要件は社内の安全衛生担当者へ照会します。技能を評価する試験と、作業に必要な教育等を同じものとして扱わないでください。

求人には、入社時に必要な条件と、入社後に受ける教育、指導担当を分けて書きます。費用や受講日の扱いは、会社で決まっている内容だけを資格取得支援の説明に沿って記載してください。この記事だけで特定の作業を任せられるかは判断できません。

求人には、溶接と前後の工程を続けて書く

架空の募集例:工場で金属部材を溶接する担当者

工場内で金属製品に使う部材の半自動溶接を担当します。主に扱うのは鋼材で、部材の組立てと溶接後の仕上げも担当します。最終検査は別の担当者へ引き継ぎます。

面接では、扱ってきた材料と溶接方法、ご自身で担当した工程を伺います。入社後は自社の製品・設備と確認方法を指導担当が説明します。必要な資格・教育、製品の種類、材料の厚さ、給与、勤務時間、休日は、実際の募集条件を別途記載します。

これは実在の求人や採用実績ではありません。自社と異なる方法・材料・分担は書き換え、必要な募集条件を補ってから掲載してください。

募集条件が決まらないときは、現場への確認事項を持って相談する

まず製品・材料・方法・担当工程を1枚にまとめ、まだ決まっていない点を残します。工場全体の募集方法は工場の採用方法、相談前に用意する情報は採用相談の準備項目で確認できます。

社外へ相談する際は、職種・地域・困っている点から伝え、顧客の図面や応募者の個人情報は送らないでください。溶接職の募集について対応できるか、支援の範囲は既存の公式窓口で確認してください。

溶接工の募集でよくある質問

溶接経験があれば、どの製品でも任せられますか?

経験年数だけで決めず、製品・材料・方法と本人の担当を自社の仕事に照らして確認します。

溶接ロボットの担当も同じ求人で募集できますか?

設定・監視を任せるのか、手作業の溶接も任せるのかを書き分けます。仕事内容や必須条件が大きく違うなら、求人を分けることも検討してください。

建築鉄骨の製作を募集する場合は?

建築鉄骨の工場製作と現場組立ての違いは、鉄骨工の採用記事を参照してください。

参考資料

厚生労働省 job tag「溶接工」、JEED ポリテクセンター鹿児島「溶接技術科」(2026年10月24日本文確認)。職務の違いと訓練分野を参照しています。採用の確認表・質問・求人例文は当サイトの提案です。資格や教育の一覧、作業手順、個別の就業可否を示すものではありません。

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