RECRUITING GUIDE
土木設計技術者の採用|設計分野・計画段階・照査の分担を伝える
土木設計の募集では、道路・河川等の分野と、調査条件の整理、計画、詳細設計、図書作成のどこを任せるかを書きます。CADが使えることと設計条件を決めた経験を分け、担当者と照査・承認する人の関係を示すと、必要な経験を絞れます。
道路・河川などの分野と、任せる設計段階を書く
「土木設計経験者」の条件だけでは、応募者は自分の経験が合うか判断できません。道路、河川、上下水道等の主な分野を示し、計画から関わるのか、決まった条件をもとに詳細な図面や数量をまとめるのかを書きます。扱う分野が複数でも、入社後の最初の担当を一つ説明できます。
job tagは調査・計画から図面や仕様書を作る仕事を説明し、現場の監督・指揮と区別しています。施工管理経験を設計経験に置き換えず、条件や成果物で本人が担当した範囲を聞きます。使用ソフトは必要な情報ですが、ソフト名だけを条件の中心にしないでください。
設計者を増やしたい理由が納品前の修正集中なら、条件の確認が遅いのか、図書をまとめる人が足りないのかを分けます。単純に「一人で一式できる人」を条件にする前に、既存担当の作業と照査の時間を確認してください。分野経験を厳しく求める必要がある部分と、作図等の支援で補える部分が見えます。
設計図書を作る人と、条件・結果を確認する人を分ける
案件のどこで人が不足しているかを確認します。図面を描く担当の増員なのか、設計案を比較して説明できる担当が必要なのかで求人は変わります。
| 項目 | 社内へ聞くこと | 求人に書く内容 |
|---|---|---|
| 分野 | 道路・河川等の対象 | 最初の配属 |
| 段階 | 計画・基本・詳細のどこか | 本人の成果物 |
| 条件 | 不足情報を誰へ照会するか | 確認先 |
| 照査 | 誰が確認・協議するか | 承認までの分担 |
成果物と、条件が足りないときの照会を聞く
面接では「担当分野と設計段階、作成した図書を教えてください」と聞きます。「条件は誰が決めましたか」「調査情報が足りないとき、何を整理して誰へ確認しましたか」と続けると、作図と設計判断の違いが分かります。
照査の経験を求めるなら、修正指示を受けて直した経験と、他者の図書を確認した経験を分けます。顧客の図面や計算書の持出しを求めず、本人が説明できる対象と役割で確認してください。案件の大きさだけで照査や協議も任せられるとは決めません。
異なる分野から迎える場合は、共通する資料整理や読図と、新しく学ぶ条件・基準の確認を分けます。資格の適用は実際の業務から責任者が確認します。
応募者から「どのソフトを使うか」と聞かれた場合も、名称に加えて成果物と確認方法を伝えます。指定の環境を未経験でも、類似する図書をまとめた経験がある人はいます。反対に同じソフトの経験があっても、設計条件を判断したとは限りません。採用担当と実務者が同じ評価をできるよう、面接前に確認したい図書を言葉で整理しておきます。
内勤の設計と、現地確認・発注者協議の割合を示す
設計でも現地確認や打合せがある場合は地域、出張、移動手段を説明します。事務所での作業だけでなく、協議前の準備や修正後の確認も仕事内容です。発注者との窓口を先輩が担うなら、その支援を書いてください。
納期が重なる時期の案件の組み方、外注や作図補助の有無も確認します。最初に任せる図書と確認者を決めると、経験の浅い人にも仕事が伝わります。施工管理を兼ねる場合は、設計と同じ仕事のようにせず割合と責任を分けます。
詳細設計の担当と確認者が見える記載例
募集内容の記載例(架空)
道路分野の詳細設計で、条件整理と図面・数量等の資料作成を担当します。条件の決定、成果物の照査、発注者協議は責任者と確認します。入社後は自社の図書作成と照会の流れを説明します。
施工管理経験者を対象にする場合も、設計で教える範囲を決めます。単なる作図の増員か、設計判断を求める採用かを先に整理してください。
記載例は架空です。対象・分担を自社に合わせて直し、賃金・勤務など実際の募集条件を補ってください。
隣接業務との違いは土木施工管理の募集も参考になります。
参考資料
厚生労働省 job tag「土木設計技術者」(2026年10月24日本文確認)。調査・計画・設計・図書作成と施工管理の職務の違いを参照。設計手法や個別案件の要件は判定していません。募集の表・質問・記載例は当サイトの提案です。出典の職務情報は、ログシーの支援対象や実績を示すものではありません。